出産の記録。今回も助産師さんと夫の立ち会いのもと、普通分娩で出産しました。お世話になったのは長男と次男も取り上げてくれた助産師さん。この人がいればもう大丈夫と思えるくらい、信頼のおける心強い存在です。 実は今回は子供たちの立ち合いってどうなのかな?と思い、助産師さんに事前に話を聞いてみました。助産院での出産に子供も立ち会ったり、自宅で出産する人も中にはいるらしい。子供たちも立ち会うこと自体は問題ないけれど、出産の時間次第とのことでした(夜ではなく日中の時間帯の出産であること)。出産はおそらく夜になるだろうし、私も余裕がなくなるだろうし、子供たちに対しても出産前にきちんと話をしておく必要があるし。ということで、今回は見送りました。 今回は"陣痛きたかも"という無料のアプリを利用。陣痛の開始・終了時にスクリーンをタッチするだけ。気が紛れるし、陣痛の間隔・長さが分かるし、陣痛の記録が残せて便利です↑。 17時:20分間隔くらいで陣痛らしきものがあることに気付く。痛みは動いていると感じない程度。今回は過去2度ともあったおしるしがなかったため、本当に陣痛?と半信半疑でした。一応、定間隔で来ているみたいだし、この感じは陣痛だろうなと。助産院に行くとしたら子供たちが寝てからになりそうだったので、義母には私たちと入れ替わりでうちに来て泊まってもうらうよう連絡しておく。夕食、シャワー、そしてベッドへ。 22時:もちろん気になって眠れず。陣痛の間隔をチェックしながら過ごしていると、いつの間にか5分間隔に。でもほとんど感じない程度の陣痛だし、夫が21時から爆睡していたので、まだ行かなくてもいいかなと横になって過ごす。 23時30分:まだ痛みは強くならず。ひとまず助産院に電話して陣痛があることを伝えると、もう来てもいいとの事だったので夫を起こす。これがなかなか起きなくて。苦笑)義母に連絡して来てもらい、私と夫は荷物を持って助産院へ。 0時:助産院でCTGをして子宮口のチェック。痛みも軽いし、思った通りまだ3cmしか開いていませんでした。入院中に滞在する部屋に荷物を持って移動。何かあったらボタンを押して呼ぶように言われ、あとは夫と二人で部屋で過ごしました。夫はそのまま就寝。 0時30分:陣痛の痛みが強まってくる。ようやく本格的な陣痛開始。痛みがなかったので、もしかしたら3人目はラクかもなんて思ったら大間違いでした。陣痛は2、3分間隔、痛みは1~2分くらい続く。もうこの段階で「2度とイヤ。死んだ方がマシ」と陣痛が来るたびに思っていました。過去二度とも、腰に痛みが来るタイプの陣痛でしたが、今回は腰じゃなくてお腹の方が痛かったかも(記憶が定かでない)。あとは前日に2時間しか寝ていなかったので、寝不足で眠かった。陣痛と陣痛の合間にウトウト。とにかく痛みに耐えるだけのこの時間帯に支えになったのがiPhoneのアプリ。陣痛間隔もしっかり確認できるし、何よりこの単純な作業を繰り返すことで気が紛れました。陣痛に耐えながら、陣痛の間隔と長さをひたすらチェック。 3時30分:痛みが更に強まってきたので、助産師さんにSOS。子宮口はまだ6cm。あと2時間くらいかなと言われてガーン、そんなに耐えられない。。。助産師さんが部屋から出ていき、また一人で痛みとの闘い。この時に出産する部屋へ移動し、出産までの時間を過ごすことに。夫のいびきが隣の部屋から聞こえるし。苦笑)3時半以降は、携帯のスクリーンをタッチすることすら出来なくなり、陣痛の記録なし。あとで見返してみたら、記録してあっただけで、ざっと100回以上の陣痛がありました。 4時30分:耐えられないくらいの強い痛み。陣痛が来ると、いきみたい感覚があったので助産師さんをよぶ。子宮口のチェックはしませんでしたが、私の様子でそろそろ産まれてくると察しがついたようで、赤ちゃんの状態を確認しながら準備。今回は、横向きに寝て出産するスタイルに落ち着く。時々、先生が顔を出して様子を見に来ていました。帝王切開等になった時のためにお医者さんが控えていてくれますが、普通分娩で大丈夫だったので今回も先生の出番はなく。 4時50分:痛みがmaxで、もう声が出てしまうくらい。強い陣痛が来た時に声をあげていきむと、破水と同時に出てしまった感覚が。今回初めて漏らししてしまったかも。。。あとで夫に確認してみたら、気が付かなかったと言っていたので定かではなく。この破水した瞬間のさけび声で夫がようやく目を覚まし、分娩中の部屋に入って来る。遅いよ~というか、ちょうどいいタイミングというか。助産師さんが温かいタオルで汚れをきれいに拭いてくれて、その間にも2度陣痛が訪れる。横向きに寝ていて足は閉じた状態だったので、赤ちゃんは出てこれないだろうなとは思いつついきむ。どうしていいか分からないので、助産師さんの指示待ちです。ようやく拭き終わった助産師さんから「次の陣痛が来たら片足を上げて足を開いて、思いっきりいきんで出すよ」と指示が出る。次の陣痛がきた瞬間、夫に片足をあげてもらって、赤ちゃんを押し出すようにいきむと1回で出てきてくれました。最後は10分もかからず。夫の出番も10分と過去最短を記録。苦笑)この人、前回も陣痛の間に寝ていて、赤ちゃんが出てくる1時間前に登場してきましたから。 3回のいきみで10分も掛からずに産まれたね。Traum Geburt!(理想的な出産)と助産師さんに言われました。どういきめば赤ちゃんが出てくるのかは分かっていたので、最後のいきみは上手くできたかなと思います。 このあとはヘソの緒が付いたまま、しばしカンガルーケア。毎度のことながら、壮絶な痛みのあとでは放心状態。正直、赤ちゃんとの対面に感動するどこではなくグッタリしています。さらに今回は、産んだ直後に何度も足がつって痛くてそれどころではなかったし。 夫がヘソの緒を切り、そのあとに胎盤を出す。ちょっといきんだだけで胎盤が出てきました。会陰切開はせず、裂けることもなかったので、今回も縫合はしなくて済みました。そして初乳タイム。産まれたばかりの小さな赤ちゃんの母乳を飲む力強さには毎回驚かされます。3人目ももちろん完全母乳で。 そして、ようやく就寝zzz。気持ちよく爆睡しました。あれだけ寝たのに夫もまた夢の中。結局10時間以上も寝ましたからね、彼は。まあ、私が起こせば普通に立ち会ったとは思いますが、いない方が逆にいいかもと判断して起こしませんでした。私の場合、陣痛のあまりの痛さでキレるということが過去2度の出産で分かっているので。もちろんその矛先は夫。夫がちょっと冗談を言えば「黙ってて!」背中をさすれば「触るな!」ですからね。苦笑)夫がそばにいていつでも起こせる状況でありつつ、邪魔されなくて良かったです。もちろん最後は、そばで手助け・励ましてもらって助かりました。 3時間くらい寝て起きたら、朝食が運ばれてきたので2人でゆっくり朝食タイム。3人目ということもあって、子宮収縮の痛みは時々ありつつ。縫合はしなかったので痛みはすぐになくなり、出産した日にはシャワーを浴びて普通に歩けるくらいに回復。 助産院には5日間ほど滞在しました。退院する前には赤ちゃんの沐浴タイム。助産師さんが沐浴+オイルマッサージをしてくれます。入った瞬間はちょっとビックリしていましたが、温かいお湯に包まれて体を丸め、私のお腹の中にいた時の状態に戻ったかのよう。いつの間にか、気持ちよさそうに寝入っていました。
by miezchen
| 2014-05-28 17:59
| 妊娠・出産
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プロフィール
mieze(みっつぃ):
ドイツ・バイエルン州在住。 2006年8月に結婚。 '07年に主婦業をお休みして新しい会社を設立。 '09年7月に長男出産 '11年5月に次男出産 '14年4月に三男出産 '19年6月に長女出産 ただ今、4人の子育て中♪ →ドイツ情報 →blogランキング カテゴリ
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