夏の思い出と難民問題。
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今、ドイツ国内外で話題になっているシリアからの難民問題。




うちの町にも今の時点で4、50人のシリア人が入ってきていて、もう対岸の火事ではなく身近な問題となりつつあります。それでも、メディアで騒がれているだけで、ここで実際に生活している人たちは落ち着いている印象を受けます。状況を冷静に受け入れて、自分で何か出来ることをしようとする人も少なくなく。

うちの夫も難民を受け入れるのは当然ぐらいに思っていて、何か手助けできることはないかと働きかけているよう。私は反対派の人に危害を加えられる最悪の状況も頭に入れて、表立って何かすることだけは止めてと言ってはいるけど。。。難民OK・もしくは受け入れもやむを得ないという人が思った以上に多くてビックリ。もちろん中には表立った反難民の人もいるし、表立ってではないけれど難民はNOという人もいます。私もその一人だから、難民に比較的寛容なドイツ人が意外と多くて、理解に苦しむ部分もありつつ。反対派が優勢になるのは、ドイツ国内で難民によるテロが実際に起きてしまったときでしょう。そうならないことを祈るしかないのですが、起こるリスクが高くなったのは確か。警察もノーマークのテロリストがあちこちにいると思って、自分で危機管理をするしかないですね。

私は難民が増えたらイヤだなというのが正直なところです。自分もドイツでは外国人の立場なのに、同じ外国人に対しては厳しいという。宗教や文化、言葉の違いは大きいと思っていて、まあ、もともとの考えが保守的なんだと思います。島国育ちだということもあるのかも。

やっぱり、治安が悪くならないかが一番心配ですね。もちろん、大多数の人たちは家や家族を失ったりして逃げてきた一般市民なのは分かっています。でも、最近までパスポートコントロールもなしにバンバン受け入れていたんだから、テロリストや犯罪者が紛れ込んでいてもおかしくはない。国境でのコントロールをようやく始めたみたいだけど、どう考えても遅すぎです。パスポートがないってことは、どこの誰だか人物特定ができないってこと。これってコワくない??ミュンヘンでオクトーバーフェストが始まるけど、ビール飲んで陽気に楽しく歌って踊るなんて雰囲気じゃない気が。。。うちはテロがこわくて、ここのところオクトーバーフェストには行っていません。テロが起こってしまったら、観光業にも影響が出るでしょうね。

うちの町の様子もここ最近、変わったような気がします。難民の人たちは仕事もなく昼間でもその辺をフラフラしているので、余計に目立つというのもあるし。そういう光景をよく見るようになって、何と表現していいのか分かりませんが、心がザワつくというか。自分がドイツで差別を受けると怒りを覚えたり悲しんだりするのに、自分も別の外国人を差別しているという矛盾。でも、実際そう感じてしまうんだから仕方がない。

そのシリア人が一緒に住んでいる家がうちから近いところにあります。そのこともあって、長男の小学校までの通学路をどのルートにするか。交通量・歩道の有無・人通りはチェック済みですが、難民住宅のそばを通るかどうかも考慮に入れて、通学路を選んだ方がいいのかなと。犯罪者やテロリストが混ざっている可能性もあるし、集団生活でのストレス・知らない土地で家族と離れて暮らすストレス等で犯罪を犯すのではないか。。。考えすぎと言われても、子供のこととなると最悪のことも頭に浮かんできてしまいます。

さすがに受け入れ難民が多過ぎる感は否めません。何人までならいいとかは言えませんが、うちの町を見る限りそう感じてしまいます。イスラム圏の人は国から身内やら結婚相手とかをどんどん呼び寄せる+ドイツ人と比べても子沢山な家庭も多いこともあって、これからどんどん増えていくのは確かだと思います。うちの町に移動してきた難民は9割が成人男性。女性を見かけたことはなく、子供を小学校の入学式で初めて3、4人見ただけ。これから家族や身内をシリアから呼び寄せるみたいです。そう考えると、うちの町の難民はこれから4、5倍にはなるんじゃないかな。町の人口の10%以上が難民になってしまいます。ドイツではトルコからの移民も多くて、すでに同じ国同士で固まてコミュニティーを作っているから、どんどんイスラム圏の存在感が増すでしょうね。これから10年先、20年先、子供たちが大きくなる頃のドイツはどうなるんだろう、、、と不安です。

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シリアからの難民の一人に、夫の叔父さん宅で会いました。叔父さんが自転車を譲ると言うのでもらいに来たらしいです。初めはここから40分ほどの都市に滞在していて、そこからうちの町に送られてきたんだそう。住むところ+生活保護費は毎月200ユーロ+これから通う語学学校の費用等は国からの援助。税金を払っている身としては、あっさりと納得できない部分もありつつ。。。大きい一軒家に1部屋に4人の相部屋、ほかのシリア人たちと住んでいます。

話を聞くと同情してしまう面もあって、その男性は子供たちと奥さんをシリアに置いて、トルコからヨーロッパ入りして、途中1週間は歩き続けてドイツまで来たみたい。生活が安定したら、空路で家族をここに呼び寄せる予定。私がシリア人の立場でももちろんほかの国に逃げているだろうし、受けてくれる国がなかったら死活問題だし。

夫がそのシリア人男性に、何か出来ることがあったら手助けしたい旨を伝えたところ、勉強ができる静かな場所が欲しいとのことでした。共同生活で周りがうるさく、勉強したい彼の邪魔をするんだそう。ちょっとでも違うことをする人が目に付く、足の引っ張り合いですね。ほかの人はネットをしたり、携帯をいじったり、音楽を聴いたりしているそう。思っていたより余裕が感じられます。

あとは、パソコンが欲しいと言われたらしい。うちにあるものでいいんだったら、デスクトップをあげると言った夫。でも、ノートブックがいいからと断られました。苦笑)ほかにも、新居で採れる果物やナッツを採って食べてもらってもいいことにして。うちで採れたじゃがいも持って行く?と聞いたら、ほかのシリア人に妬まれるからいらないと断られました。でも、ノートブックは欲しいって、、、どう考えてもノートブックのほうが妬まれると思うけど。ジャガイモはいならいけど、ノートブックは欲しいにどうも引っかかってしまった私。ちょっと厚かまし過ぎない?と。パソコンは勉強のために必要だと言うので、それだったらとドイツ語の参考書や辞書等を夫が一緒に探してネット注文していました。

彼がけっこう頻繁にうちの前を自転車で通るんですよね。昨日も家の前で通りがかった彼と夫が話していたので、何を話してたの?と聞いたら、またノートブックが欲しいって言われたそう。彼はほかの同居している難民と比べても、ドイツ語を習得したいという意識はあるようなので、何か支援したいという気持ちも理解はできるんですけど何だかなあ。。。何か別のやり方で難民支援ができないか、納得のいくベストな方法は何か、夫と毎日のように話しています。意見が合わなくて、口論になることもしばしば。

私は子供に対して何かできないかなと思ったり。子供たちは被害者、罪はないですからね。長男が通い始めた小学校にも、シリアからの難民の子供が新しく入ってきました。長男のクラスに1人、2年生にも2人、3年生と4年生は不明。うちのクラスは、ハーフのうちの子を除いてはシリア人の子が唯一の外国人。幼稚園の24人いるクラスでも、私が両親の中で唯一の外国人で、あとは全てドイツ人という。なので、入学式のクラス内では、アジア人の私とシリア人のパパは目立っていましたね。苦笑)

新入生の出し物があった時のこと。2年生のシリア人2人は出し物の間、ボーっとただ突っ立っていただけ。言葉も分からない、歌も歌えない。これから、特別なドイツ語コースを取って徐々に言葉も習得するようになるんだろうけど。受け入れてしまったのは仕方がないとして、受け入れ後のケア・対応も早急にする必要があるかなと思った出来事でした。

ドイツに来て思ったのですが、近くに困っている人がいると手を差し伸べたり、ボランティアや寄付等、できる範囲で何かをしようという姿勢の人が多い気がします。年齢や収入等に関係なく、出来ることをしている人が私の周りにも実際多くいます。夫も自分から働きかけて、何かできることをしようとしたり、そのための時間も割いたり。私は恥ずかしながら日本にいた時には、そういった経験がほとんどなかったので。。。うちでも、町にある学校を通して、子供の里親というかサポートのために毎月定額を入れています。家庭の事情で学習用品が揃えられないとか、修学旅行にいけないという時に、そのお金で学校が必要なものを買い揃えてあげたり、費用を出したりするんだそう。その子供たちが在学中から社会に出るまでサポートするというもの。隣の人がそういったサポートをしていて、話を聞いた夫が学校と話して援助することになったらしい。シリアの子に対しても語学レッスンだったり、学習用品等を揃える費用をサポートできないかなと。それだったら私も納得できるし。

あとは夫が、長男のクラスにいるシリアの子にも何かできないかな、、、と。同じクラスなので、宿題やもらってくるお手紙なんかは同じ。ドイツ語が分からなかったら、メールで英語に訳したものを送るよと、知り合いのシリア人男性を通して話してもらったみたいです。

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ニュースを見ていると、ドイツが難民を多く受け入れるのは、人口が減少していく中で低賃金での労働力が必要だからというのも見ました。私は、それについてはちょっと違うかなと。近い将来、機械・ロボット化によって労働者がほとんど必要なくなる業種が増えてくると言われています。息子たちが大人になる頃には、今ある数多くの職種が消えて、今は存在しない新たな職業が半分以上になると何かで読んだことが。単純労働者だけでなく、多くの職業で、ロボットや機械に仕事を取って代わられる時代がやって来ます。もちろん今の私が想像もできないような、新たな職業も出てくるんでしょうけど。それなのに低賃金労働者を受け入れて、多額の税金を生活保護やサポートのために費やす必要があるのか??と。

安い労働者が大量に必要な企業ならば、今までやってきたように海外に会社や工場等の拠点を置けばいいだけの話で、将来的に考えて、低賃金労働者になるだろう人たちを敢えて大量に受け入れるメリットは少ないかなと。シリア人のこの男性も、うちで仕事をしたいとそのうち言ってくるだろうなと思っていて、夫も同じことを考えていたらしい。というのも、彼から会社の写真をメールで送りたいから撮ってもいいか?と聞かれたから。それはちょっと怖いから断ったらしいですが。難民賛成の夫ですら、うちの会社で雇うのは難しいかなと思っているみたいです。ほかのドイツ人と比べて安い労働力といっても、ドイツでは今年に入って最低賃金が定められたし、言葉の問題だったりグループで仕事をしていく上でトラブルが起こることは目に見えているので。

そう考えると、難民を受け入れてもマイナス面ばかりじゃないかなと。夫にそう話したことがあって、その時に夫が言ったのは、手助けをするときに何の問題もなく済むことは少ない。ある程度、自分たちにとってマイナスになると分かっていても、やらなくてはいけない時もある。難民を受け入れたことで、これから面倒なことが次々と起こるのは誰でも想像はつくはず。それは、そのときに解決すればいい。そのマイナス面を考えてしり込みし、問題から背を向けたり、何も行動を起こさないというのは違うんじゃないかと。私は自分に問題が降りかかるならば、やらない方がいいと思ってしまうタイプ。マイナス面だったりリスクもあることが分かっていても、それでも手を差し伸べる。理想・きれいごと感は否めませんが、一理はあるかなと。

面倒なお荷物はお断り・自分たちは見て見ぬ振りをして、ほかの国が受け入れればいいくらいに思っている。どこかの国・地域が受け入れなければならない状況の中で、手を上げるのは勇気がいる決断だなとある程度は理解はしつつも、やっぱり嫌だなという気持ちがあるし、、、複雑ですね。

あと、ドイツ政府が受け入れを表明したのに、ヨーロッパの各国で難民受け入れの分担をしようという提案は都合が良すぎる気がします。自分で言い出したことなのに、多すぎるからとほかの国に回すって。。。受け入れを拒否している国に無理やり負担させても、いい結果にならないことは目に見えていますしね。国同士・同じ国内の地域同士で、難民の押しつけ合いは避けて欲しいなと。

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でも、難民を受け入れるだけでは、根本的な解決にはならないんですよね。中東は宗派や民族間の争いというよりは、石油・ガス等の天然資源があるため領土争いだったり、それに乗じてオイルマネーに群がるアメリカやヨーロッパ、ロシア等の国々がバックについた代理戦争でもあります。ガスやオイルなどの資源があるがために、大国の思惑や駆け引きも絡んできて争いが絶えないというのが実情。中東地域の情勢が不安定なことで得をするイスラエル、そのバックにいるアメリカ、石油利権に群がる国々。こうなってくると中東だけでの解決はムリで、これからも紛争や混乱が続くと思われます。ほかにも争いの火種がくすぶっている状態なので、例えISを壊滅させたとしても、また別の地域で紛争が起こるだけかなと。

しばらくは紛争が絶えないだろうことを考えると、中東国間で難民を受け入れ合うのがいいのでは?と思ってしまいます。もう中東各国が、かなりの数のシリア難民を受け入れ済みなのは承知の上で。同じイスラム教圏といっても宗派や民族の違いがありますが、それでもヨーロッパの文化・宗教・言葉よりは違いが少ないはず。サウジアラビアやカタール等、出稼ぎ外国人を多く受け入れているリッチな国々もあるんだし。

いろいろ考えても、やっぱり私は難民の大量受け入れには反対かな。もうこの時点で、すでに多すぎだと思っています。他国やドイツ国内のほかの地域は知りませんが、私の住んでいる地域を見る限りはもう十分でしょと。これから嫌でも増えていくんだし。

とは言っても、ドイツ政府が受け入れを表明したから来ただけの難民の人たちには罪はなく。これから問題が山済みだったり、新たなトラブルが次々に降りかかることは誰でも想像できると思います。それでも、後ろ向き・ネガティブに考えるだけでは進まないので、前を見て解決していくしかないのかなと。だってシリアに送り返す訳にはいかないし、自ら帰ることもないだろうし。受け入れてしまった以上は、教育等のサポートをしっかりしていく必要があります。その国で生きていく上で、現地語を話すのは基本ですからね。特に子供たちへのサポートは、しっかりしてほしいなと思います。

親としては、息子たちが大人になる頃のドイツも、安全で住みやすい国であり続けるのがせめてもの願いです。

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と、かなりの長文になってしまいました。汗)

写真は、夏休みの思い出いろいろ。ひまわりの鉢は、子供たちが幼稚園で種を植えて芽が出たものを持ち帰ってきました。うちで地植えしたんですが、ナメクジにやられて花を咲かすことはなく。。。あとは、幼稚園のお友達が遊びにきたり・遊びに行ったり。夏休み中・3週間弱は旅行へ出かけ、それ以外の日は近くの大きな公園や町のプールに何度も行きました。お友達一家に誘われて魚釣りへ行ってきた長男。魚を4匹釣ったものを焼いて食べたらしい。すごく楽しかったみたい。オーミの家ではLagerfeuer・キャンプファイヤー。小枝を集めて燃やし、ソーセージ(写真↑)やマシュマロを焼いて食べて。

楽しいこといっぱいの毎日♪子供たちにとって、いい夏休みになったかな。

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by miezchen | 2015-09-20 06:08 | 日々のこと | Comments(16)
Commented at 2015-09-21 02:38
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Commented by miezchen at 2015-09-21 05:14
>鍵コメさん
お久しぶりです♪
ドイツは、イスラム圏からだとトルコからの移民が多いです。1年生の別のクラスには、トルコ人の男の子が1人いて、あとはチェコ人の子がいるみたいです。外国人の割合は地域によってマチマチですね。都会の方はもっと多いはず。
ドイツにいるトルコ人を見ていると、共存やドイツへの統合は上手く行っていないと私は思っています。お互いの縄張りには立ち入らず、同じ国にいるというだけで完全に住み分けている感じでしょうか。
そうなんですよね。ドイツにたどり着いた難民は、シリアでも経済的に余裕のあるで人たち。貧困層だったり、体力的に劣る子供やお年寄り等の社会的弱者は紛争の中に残らざるを得ないんですよね。。。この混乱に乗じてヨーロッパに向かう人もけっこういるだろうし。本当に助けが必要な人は未だにシリアに残っていると考えると、難民受け入れが果たして正しいのかどうかも分からなくなってしまいますね。根本的な解決・助けは、紛争を収めるしかないのかもしれません。
国境でのコントロールもようやく始まったみたいですし、難民が押し寄せる状況に歯止めがかかればいいなと思います。
Commented at 2015-09-21 05:50 x
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Commented by くじらちゃん at 2015-09-21 23:49 x
何てことでしょう、心ない冷たい文章にビックリしました。ご自分の子ども達がシリアに生まれていたとしても、同じことを言えますか?生きるか死ぬかの地から命からがら逃げてきた人々なんですよ。同じ日本人として本当に恥ずかしい。
Commented at 2015-09-22 05:31
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Commented by miezchen at 2015-09-22 18:33
>鍵コメさん
コメントありがとうございます☆交通機関でイスラム系の人が目に留まるの、すごく分かります。バッグに爆発物が入っていたらどうしよう等、いろんな想像を一人でめぐらせてドキドキしたり。心のザワつきは自己防衛の表れ。守るべきものがあるからこその反応なんだと思います。
本当は外国人もその土地に慣れるように努力して、お互い仲良く共存できるのが一番いいんですけどね。そんな理想が果たして可能なのか。。。難民の要求はこれからどんどん増していくでしょう。これが手に入ったら次はさらに上の物が欲しくなる、人の欲とはそういうものです。経済的に余裕があるドイツが応えられるうちはいいですが、いつか我慢してもらわなければいけない状況が来る。そのときにはお互いの不満が募り、蓄積されてイスラムテロだったり、反外国人・ナチなどの過激行動につながるかも、、、と不安で悲観的になってしまいます。
"世界平和・人類みな兄弟"は願いですが、現実的にそれは難しい。せめて子供たちが安心して幸せに暮らしていける場所を残してあげたいですね。
Commented by miezchen at 2015-09-22 18:38
>くじらちゃんさん
同じ日本人というだけで、違う人格を持った全く別の人間です。捉え方・感じ方は人それぞれ、違った意見があるのは当たり前。こういった考えの人もいるんだな、、、ぐらいに思っていただければ幸いです。ほかの地域は分かりませんが、私の住んでいる町の雰囲気を見る限り、さすがに多すぎるなと感じています。ミュンヘンの難民状況はいかがですか?
日本では難民受け入れに関しては否定的な意見が多いようです。日本の難民認定者数が先進国の中でも最低(昨年はたった11人)なことからも分かるかと思います。今回も難民受け入れのアクションを起こすことはないでしょうね。一方のドイツの対応は正反対。日本ではまずできないことをやってのけた。それでも日本の対応を強く批判する気持ちにならないのは、日本で難民を受け入れるのはムリだろうなというのが頭のどこかにあるからかもしれません。一方で、ドイツが他の難民反対のヨーロッパ諸国に受け入れを押し付けるのも違うなと感じています。
難民は可哀想等の感情論でこの問題を考えると、将来取り返しがつかなくなるのではないか。今の状況もそうですが、5年、10年、20年先のドイツがどうなっていくのか。私は立派な人間ではないので、どうしても不安の方が先に立ってしまいます。可哀想な難民の人たちに同情はするけど、心から受け入れ賛成とは思うことの出来ない心の狭い人間なんだと自分を責める気持ちもあります。難民を受け入れれば解決するならいいんですけどね。受け入れた側はこれで終わりではなく今始まったばかり、これから問題は山積みです。同じ人間同士、感情抜きでは考えられませんが、可哀想などという感情論に流されるだけでは危険だと思います。長くなったので↓に続きます。
Commented by miezchen at 2015-09-22 18:39
続きです。日本で原発問題のときに上がった風評被害という言葉を思い出しました。自分自身や家族の健康面への影響を心配し、不安を抱いて自己防衛をする人に対して、農家の人が可哀想・風評被害だと言って正義を振りかざす人々・メディア。何か得体の知れないものに対する恐れや不安、それに対して自己防衛する気持ちや行動は果たして他人から批判されるようなことなのか。私は風評被害という言葉に嫌悪感すら覚えます。テロリストから政府・警察が守ってくれるなら別ですが、起こる前に防いだり助けてもらうことは難しいでしょう。自分の身は自分で守る心構えはしておかなければいけないと思っています。
私はドイツにこれからもずっと住み続けるし、自分の子供たちもここで根付いていく。何年かドイツに住んだだけでこの地をいずれは離れるならば、もしかしたら反対の気持ちも起きなかったかもしれません。私の置かれた今の状況で、思ったこと感じたことを書いただけ。これからも正直に自分の考え・意見を書くつもりですので、気分を害さないためにも当ブログはもう読まれないほうが良いかと思われます。最後になりましたが、貴重なご意見ありがとうございました。
Commented by miezchen at 2015-09-22 19:42
>鍵コメさん
そうですよね。イスラム圏の問題はイスラム圏で。それに手を出すから、余計に問題がこじれて取り返しがつかなくなる。アメリカ、イスラエル、ヨーロッパ、ロシア、、、国益に目がくらんだ大国がもうイスラム圏にちょっかいを出さず、自分たちで好きにやらせておけばいいのにと思ってしまいます。元を辿ると、これらの国が元凶なんだから。
彼らの土地に豊富な石油・ガスがなければ、もしかしたら紛争が絶えない状況には陥らなかったかもと思ったり。うーん、、、それも違うかな。天然資源がなくても、別の民族紛争や宗教・宗派紛争が起こるだけかもしれません。人間は争いなしではいられないのでしょうかね。
せめて政治家は感情論だけで国政を動かさず、国民のためにも冷静に判断をして欲しいです。
Commented at 2015-09-22 20:18
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Commented at 2015-09-24 11:00 x
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Commented at 2015-09-24 18:36 x
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Commented by miezchen at 2015-09-24 20:50
>鍵コメさん
コメントありがとうございます☆
ドイツに来られることが多いとのことですが、観光地で難民を目にすることは多分少ないはずです。国境越えとなるともしかしたらパスポートコントロールのための渋滞・電車の遅滞なども考えられますが、年末頃には寒さのため難民の移動はひとまず収まるのではないかと思われます。
日本での情報に関しては、私は主にネットから得ています。テレビや新聞、町の人たちの反応は分かりませんが、ネットだと日本では難民受け入れに関しては肯定的ではないという印象を受けました。もし朝鮮半島に有事が起こるようなことがあれば、日本にも難民が押し寄せるでしょう。その時に政府は、国民はどんな対応をするのか。難民問題は他人事ではないんですよね。
ドイツでも、大量のシリア難民が来たことにより、犯罪が今すぐ増えるということはないと思います。ドイツに辿り付けた安心感・満足感、住む場所がありある程度の生活費ももらえる。生きていくには困らない状況は、母国よりはマシですからね。それが不満に変わっていく時、犯罪率は上昇するのではないかな、、、と漠然とながら不安に思っています。私が抱いている不安が取り越し苦労だといいな、憎しみ合うことなく共存できるのが一番いいんですけどね。
Commented by miezchen at 2015-09-24 22:47
>鍵コメさん
コメントありがとうございます☆
そうなんですよね。この空気は何だろう?心のモヤモヤは何だろう?と私も思っていました。難民賛成=いい人、難民反対=悪い人というこの構図。心の底から難民ようこそという人が果たして何人いるのか。パスポートコントロールを始めたというニュースを見て、内心ホッとしたという人が意外と多いのではないかと思ったり。自分たちが善と信じていることに付き従うこの感じ。この難民受け入れこそが正義だというこの雰囲気に気持ち悪さを覚えます。これが私のモヤモヤの一因かも。果たしてそんなに簡単な問題なのでしょうか。。。
難民を受け入れたら、その国は紛争後に立ち直るために必要な人材が足りなくなるでしょう。難民で来た人たちは、逃げるのにお金が掛かることからも、ある程度いい職・地位を持った人。難民は弱者ではなく、シリアでは強者だった人たちです。本来ならば、そういう人たちが紛争後の復興を担わなければならないのに。逃げずにそこにいろとは言えません。私だって当然逃げ出すから。誰だって命は惜しい。シリアの行く手は、これから先もいばらの道です。
ドイツも受け入れは人道的支援と表面上はしていますが、したたかな計算もあります。バカじゃないですから。マイナス面だけでなく、プラスになることもあるから受け入れたと考えるのが自然です。この国でも消費者の確保・年金等の社会保障を支えるためにも、人口をある程度キープする必要があり。それを紛争地域から逃げて来た難民で補充・確保できますしね。結局は、"力のあるもの>力のないもの"なんでしょうかね。
そう考えると、難民受け入れは善なのかすら分からなくなります。難民を受け入れることが、果たして相手にとって最善の方法なのか。物事には表と裏があり、表面だけでは物事の本質は見えてきません。人の善意や正義って、一歩間違えると手に負えない厄介なことにもなり兼ねず。
人に手を貸すということは、そのあとの責任をも果たさなければならないということです。受け入れていい事をしたという自己満足だけでは済まされません。それが出来ないんだったら、難民受け入れなんてしないほうがいい。
難民を受け入れた国は、今スタートラインに立ったばかり。首を突っ込んだ以上、これから責任を果たしていく必要があること。そのことまで想像を巡らし、その覚悟ができている人がどのくらいいるんでしょうか。
Commented by りらっ熊 at 2018-08-12 21:34 x
凄い今更なコメントで申し訳ないですが、「人に手を貸したなら最後まで責任を果たす」という言葉が心にささりました。
というのも父がご主人と同じような人で、私がブログ主さんと同じ考えの人間だからです。
何かを始める時はいつもその後の事まで考えてしまいます‥。
Commented by miezchen at 2018-09-21 16:12
そうですね。私は先のことまで考えを巡らして躊躇することも多いので、今回の件では夫とよく衝突していました。その夫もしばらく経って問題が表れ始めると、ドイツの選択は果たして正しかったのか?と揺れ始め。。。

考えずにとにかく行動に移すことが大切な時もあるし。慎重に行くか・行動力か。難しいですね。
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